いつの間にか亀の皮膚が白くなっている。
いわゆる水カビ病と呼ばれるものですが、初期であれば自宅で治療をすることが可能です。
どのように治療をすればいいのかお伝えします。
症状が軽い場合は自宅で治療可能
症状が軽い場合は自宅で治療をすることが可能ですが、この病気は水槽の不衛生さが原因でなるものです。
飼い主の中にはフィルターを置いているから大丈夫と思っている人が少なくありませんが、フィルターでは取りきれない雑菌や成分があります。
亀のフィルターは見た目をよくするものと割り切り、こまめに水槽をきれいにすることが大切です。
水槽をきれいにするということができなければ、自宅でも病院でも治療は無理なので、徹底して下さい。
亀を水槽から出し、タオルで拭いて皮膚の水気を取ります。
皮膚に生えているフワフワとした白いカビなどは綿棒などで丁寧に取り除きましょう。
10倍の水に薄めたイソジンを亀の水カビ病の患部に塗ります。
イソジンが乾いたら、きれいにした水槽の中へ戻してあげます。
イソジンでなくても抗生物質入りの軟膏でも構いません。
この場合は乾かさないで、水槽の中に戻すことができます。
水カビ病の範囲が広い場合は自宅での治療は不可能なので、病院へ行きましょう。
特に、皮膚の白カビ病は亀の命にかかわることもあるので注意が必要です。
重症の場合は病院へ
水カビ病が重症の場合は自宅での治療を諦め、病院へ行きましょう。
近くの病院が亀を診察してくれるとは限らないので、初めて亀を病院に連れていくという場合はしっかりと亀を診察してくれる病院を探す必要があります。
インターネットで、亀+動物病院+お住まいの地域で調べると、亀を診察してくれる動物病院を見つけることができます。
ただし、近くにない場合があるので、その場合は遠方の病院へ行く必要があるでしょう。
動物病院へ亀を連れていく方法ですが、亀が手足は伸ばせるけれど、暴れることはできないくらいの大きさのタッパーに入れます。
水を入れる必要はありません。
理想は運ぶ間も20℃から29℃の間を維持することです。
19℃以下でも30℃以上でも亀が体調不良になってしまいます。
まとめ
亀の皮膚病である水カビ病は初期であれば、自宅での治療も可能です。
しかし、この病気の原因は水槽の汚れなので、いくら治療をしたところで水槽の水が汚れている限りは治ることがありません。
こまめな掃除やお手入れこそが病気回復の道でもあるので、手間を惜しまずに行いましょう。
悪化すると、自宅での治療は不可能なので、しっかりと水槽の環境改善と治療を行いましょう。