亀のリクガメは爬虫類なのでしょうか?
それとも、何か別の生き物なのでしょうか?
リクガメは何に分類されているのかお伝えします。
リクガメは爬虫類
リクガメは爬虫類に分類され、亀の一部です。
亀といったら水棲のイメージが強いですが、当初の進化のコンセプトに忠実なのはリクガメです。
元々、爬虫類は両生類です。
3億年前までは両生類として水辺で水に依存しながら暮らしていましたが、より陸上生活に適応し、水への依存度を下げた状態に進化したのが爬虫類の始まりです。
リクガメを始めとした亀もその頃からいた古い爬虫類として陸上で生活をしていましたが、亀の中には陸で暮らした結果、水辺で暮らしたほうが楽だと判断した種類が現れ、水辺へと戻っていきました。
元いた環境に戻らず、陸地を住居にし続けているのがリクガメになります。
リクガメも水棲亀も長い歴史を経て、様々に進化をし、今でも地球に繁栄しています。
育て方
リクガメを飼育する時は生息していた地域の環境を再現する必要があります。
アフリカ原産だと寒さには到底、慣れないのでしっかりとした温室を用意しましょう。
種類によっては大型になるものもありますが、そのような亀の幼体であっても1万円出せば買えるので、気軽に買ってしまえますが、寿命も長いですし、環境も整えなければならないので、気軽に飼ってはいけません。
大型の種類を飼いたいと思ったら、しっかりと自身の経済力と住環境に相談しましょう。
食事も草食の種類が多く、市販の餌だと甲羅の形成不全になる可能性があるので、野菜を食べさせます。
あとは基本的に水棲亀と同じで、ホットスポットを作ってあげ、日向ぼっこをさせましょう。
まとめ
リクガメは爬虫類で亀に分類されます。
元々、爬虫類は水辺で生活をしていた両生類から進化をした生き物です。
亀は陸上で生活を続けた種類と一度、陸に上がって、結局は水辺に戻ったものに分かれます。
リクガメが水辺に戻らなかったものです。
水棲亀とリクガメは食生活がやや異なり、水棲亀は雑食から肉食傾向が強い種類が多いですが、基本的な餌は市販の亀の餌が栄養バランスも良く、甲羅の形成不全にもなりません。
リクガメは草食か草食傾向が強い雑食が多く、草食の場合、市販の餌だけだと甲羅の形成不全になることがあるので、野菜を食べさせなければいけません。
飼育においては水棲亀の場合、泳げるように水を用意し、リクガメならば床材を用意するのかの違いと食事の違いだけであり、基本的な飼育は共通しています。