どうして、亀が日向ぼっこをするのだろうと不思議に思ってはいませんか?
日向ぼっこをする理由と時間についてお伝えします。
亀が日向ぼっこをする理由は健康のため
亀が日向ぼっこをする理由は爬虫類ゆえの体の作りによるものです。
爬虫類は変温動物であり、変温動物は体温を自分で維持することが出来ずに、太陽光で温める必要があります。
体温を上げることで消化を促進することが出来ます。
それ以外にも理由があり、紫外線を浴び、自分の体を乾かすことで体についた細菌などを殺し、病気予防もしていますし、体内では合成できないビタミンを合成し、甲羅の形成を助けます。
日光は人間が思っている以上に、亀にとって重要なものなので、飼い主は亀がきちんと日向ぼっこできるように、ちゃんとした環境を作ってあげなければいけません。
亀の日向ぼっこの時間
亀が日向ぼっこをする時間は2時間から5時間ほど。
水槽の中で飼っているのなら、水越や窓越しでは紫外線がカットされてしまうので、しっかりと真夏や冬以外は屋外に出して直射日光に当てるかライトを使いましょう。
亀がライトをもう十分と思った時、休めるように日陰があるとベストです。
バスキングライトは光と熱を作り出し、紫外線ライトは紫外線を照射しますが、この2つを組み合わせることで、太陽光の代わりになります。
ライト直下は30℃から32℃の間になるように調整して下さい。
バスキングライトのせいで水槽全部の温度が上昇する場合、水槽が小さ過ぎます。
暑過ぎると亀は苦しくなったり熱中症になるので、バスキングライトを切りましょう。
できれば、水槽から出して、亀をライトに当ててあげるといいかもしれません。
まとめ
亀が日向ぼっこをする理由は健康のためです。
変温動物である亀は自分の力で体温を上げたり、維持することが出来ません。
お湯が冷めていくように体温も冷めていくので、日向ぼっこをすることで体を温めているのです。
日向ぼっこをすることで体温を上げ、消化を促進する以外にも、紫外線でビタミンを合成したり、雑菌を殺し、藻の繁殖を防ぎ、病気の予防もしています。
日向ぼっこをする時間については2時間から5時間ほどあればいいでしょう。
窓越しや水越しでは紫外線はほとんどカットされてしまうので、バスキングライトと紫外線ライトを使うか直射日光に当てて下さい。
屋外の場合は亀が暑過ぎると大変なので、逃げ込める日陰があるといいです。
ただ、動物に襲われるリスクもあるので、飼い主がしっかりと目を離さないことが大切になります。