亀は爬虫類なのに、なぜ水の中で暮らすの?

亀は爬虫類なのに、なぜ水の中で暮らすのか不思議ではありませんか?

亀がなぜ水の中で暮らすのかを解説します。

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爬虫類の亀が水の中にいる理由

爬虫類は魚類→両生類→爬虫類の順番で進化をしました。

水辺で暮らしていたのを陸に完全に適応したのが爬虫類と言えますが、この水棲爬虫類はなんらかの事情により再び生活を水辺に戻したのです。

なぜ、一度、陸での生活を放棄し、水の中へ戻ったのかと言うと食料の確保が大変だったや陸の環境が思ったほど魅力的ではなかったというのが考えられます。

ミドリガメやイシガメを始め水棲爬虫類は長い時間、水中に潜ることができますが、過去に水から完全に出て生活をしたことがあるため、卵を水中で生むことはできません。

水中で生んでも酸素不足から孵化せず、腐敗してしまうのです。

一度、陸に上がってしまったばかりに、水に完全に適応できなくなりました。

なお、リクガメは完全に陸上生活に適応した種類です。

爬虫類と両生類の違い

亀が水の中で暮らすため、亀のことを両生類ではないかと疑っている人も多いのですが、爬虫類と両生類は明確な違いがあります。

爬虫類の表皮は固く、両生類は柔らかく、分泌物で体の表面が覆われていること。

爬虫類の卵は固く、陸でなければ孵化せず、両生類の卵は水中で孵化できるようになっていること。

爬虫類は水辺がなくても生活していくことが可能ですが、両生類は全ての種類が水辺がなければ生きていけないこと。

爬虫類の中には海で暮らす種類もいますが、両生類では海での暮らしに適応できないこと。

爬虫類は南極以外ならどこでもいるが、両生類はきれいな真水があるところでなければ生存できない。

上記のような違いがあります。

まとめ

なぜ、爬虫類の亀は水の中で暮らすのかは、水の中のほうが食料が多かったり暮らしやすいからになります。

魚類→両生類→爬虫類の順番で進化をしたのが爬虫類になり、水辺で暮らしている亀も一度は完全に陸で暮らしてみたことがあるのです。

なぜ、水辺に戻ったのかは直接、尋ねなければ分かりませんが、しかし、試した結果、陸よりも水辺のほうが居心地が良いということで水辺に戻ったのです。

ただ、一度、陸での暮らしを経験したため、体は水辺に完全に適応できず、時々、陸で呼吸をしなければならず、卵も水中で孵化することができません。

亀のことを両生類ではないかと考える人もいますが、身体的特徴はあくまで爬虫類です。

体の表面がぬるぬるとしたものに覆われていたら両生類ですが、亀の体は固い表皮で覆われています。

この堅い表皮は爬虫類の特徴です。

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