亀を飼っているんだけれど、人間に移る病気を持っているのかどうか心配に思っていませんか?
亀から人へ移る病気にはいったい何があるのかを解説します。
亀と人間に共通する病気はサルモネラ菌くらいしかいない
亀から人へ移る病気はサルモネラ菌くらいしかありません。
ただし、亀がサルモネラ菌を持っているからと言って特にこれといった問題はありません。
サルモネラ菌は犬、猫など人間に身近なペットの多くが持っていますし、犬や猫はサルモネラ菌よりも人間に脅威となるような病気を持っています。
純粋に病気の観点から見た場合、亀よりも犬や猫のほうが危険です。
サルモネラ菌は健康な人ならば問題がありませんが、免疫が弱い人や高齢者、子供はサルモネラ菌により病気になる可能性があります。
水槽の管理と亀とのふれあい後は手洗いの徹底で予防
亀から人へ移る病気の心配をしているのなら、亀が臭いといった問題を抱えてはいないでしょうか?
亀が臭いのは亀の責任ではありません。
多くの場合、飼い主の水換えの頻度が低いために水が汚れ、水が臭っているのです。
その水の中で暮らす亀にも当然、臭いは移りますから、汚く感じるのは当然でしょう。
フィルターをやっているから水がきれいと思うのは早計です。
フィルターは目に見える汚れを除去することには優れていますが、雑菌や取り除けない成分がたくさんあるということは珍しいことではありません。
一見、きれいそうな水でも目に見えない雑菌や成分が溜まっているので、臭ってしまいます。
飼い主が毎日、水換えをすれば臭いが気になることはありません。
飼い主にも事情はあるでしょうが、こまめに水換えをしてあげることが大切になります。
水の量が多くて水換えが大変という場合はポンプを使って排水しましょう。
サルモネラ菌が心配な人は亀と触れ合った後は良く手洗いをしましょう。
まとめ
亀の病気で人間に移るものはサルモネラ菌しかないとされています。
この菌自体は犬や猫のような身近なペットも持っていて、ありふれたものです。
動物から人間に移る病気は犬や猫のほうが遥かに種類は多いので、亀は病気のリスクが低い動物と言えるでしょう。
気になる人は亀と触れ合ったり世話をした後はよく手を洗いましょう。
亀が臭くて病気を気にしたという場合は、亀が臭いのではなくて、水が臭いのが原因です。
フィルターをやっていても雑菌や成分を取り除けないことがほとんどで、それが臭いの原因になっています。
水の中にいる時間が多い亀も水の臭いが移っているのです。
予防のためにはしっかりと水槽の水換えをすることになります。
亀は犬や猫よりは世話が少なく、手間がかからないため、水換えくらいはきちんとやりましょう。