最近、亀がよく目を閉じるようになって、心配に思ってはいませんか?
何故、亀が目を閉じるようになったのかを解説します。
ビタミンAが欠乏してるかも
亀はビタミンAが欠乏するとハーダー氏腺炎という目の病気になります。
この病気はまぶたが白くなったり、目が腫れたり閉じっぱなしになるという特徴があります。
目を開けることが出来なくなると、餌を食べることが出来なくなりますから、早めの治療が好ましい病気です。
目を閉じるという症状のこの病気は珍しいものではなく、よくある亀の病気の1つになります。
水槽の水質が悪化すると、傷ついた目に雑菌などがつくことにより結膜炎など更なる病気も発症する原因になるので、こまめな水替えが必要です。
病院での治療は膿を取り除くために、眼球を生理食塩水で洗ったりします。
そして、薬に関しては抗生剤の目薬とビタミンAが処方されることが多いです。
現在はビタミン剤も市販されているので、日頃からビタミンAが欠乏しないように気をつけましょう。
病院への連れて行き方
亀を病院へ連れていく方法が分からず困る人は少なくありません。
また、亀は病院によっては診察してくれないので、きちんと亀を診察してくれるかどうか問い合わせをして確かめる必要があります。
まず、連れていく病院が決まったら、タッパーのような容器に入れて下さい。
水を入れる必要はありません。
大きさは亀が手足は伸ばせるけれど、暴れるには不十分くらいの大きさです。
この時、発泡スチロールに入れてしまうと、亀が容器をかじってしまい、誤飲の可能性があります。
余計な治療を増やさないように、タッパーにしましょう。
変温動物の亀にとって暑いのも寒いのも良くないので、あまり気温を変化させないように注意しながら病院へ行きます。
ベストは21℃から29℃の環境を保つことです。
まとめ
亀が目を閉じるのはハーダー氏腺炎が原因かもしれません。
この病気はビタミンAが欠乏した時に発生する病気で、瞼が白くなったり、目を閉じっぱなし、目が腫れるというのが主な症状です。
水槽の環境が悪いと、傷ついた目に雑菌が入り、結膜炎などの二次被害も発生します。
水槽の水替えをこまめに行い、よく目を閉じるなと思ったら、早めに病院で治療をしましょう。
放っておいても治る病気ではありませんし、目を開けられないと餌を食べることも出来ませんから、弱ってしまいます。
病院では目を洗浄し、抗生剤の点眼薬とビタミンAが処方されることが多いようです。
珍しい病気ではなく、多くの亀が感染しますが、ビタミンAを補充し、水槽の環境をきれいにしていれば予防も出来る病気ですから、いつも清潔を心がけましょう。