亀を飼育するのに必要な物の中にライトがありますが、ライトなしで育てたいという人も少なくなくないのではないでしょうか。
どのように育てればいいのでしょうか。
亀のライトなしの育て方
ライトなしで育てることができるのは屋外飼育だけです。
人間は日光に当たらなくても生きていけますが、体温調整を日光に依存している亀にとっては日光だけが頼りです。
なお、子亀も屋外飼育可能ですが、冬眠させる体力がなくて亡くなる可能性があるので、室内で冬眠させないように越冬させて下さい。
基本的に屋外ではライトなしでもいいのですが、亀の脱走や犬や猫に襲われるというリスクがありますから、その対策をしっかりしましょう。
特に、旅行中などで家を数日開ける時で、屋外に置いておく場合は注意して下さい。
亀によっては穴を掘って逃げ出すこともありますから、柵をやってるからと安心しないことが大切です。
屋内飼育ではライトがあったほうがいい
屋内飼育でのライトなしは厳しいのが現実です。
亀にとって紫外線と温かい日光は、健康を維持するためにもとても重要です。
紫外線でビタミン合成を行い、温かい日光で体温を上げ、消化を助け、活動もでき、体を乾燥させることで病気予防と藻の繁殖を防いでいます。
ライトはこの紫外線と日光の代わりになります。
日光に当たらなくても多少寒くても生活ができる人間にはちょっと分かりづらいですが、亀にとって日光で体を温めることは生命線です。
窓辺に亀を置いておけば大丈夫と思われる方も多いですが、窓に紫外線が遮られ、不十分なことも少なくありません。
それに、可能性として、亀の水槽の水滴がレンズと同じ働きをして、火災が発生する可能性もありますし、日光により、亀に耐えられないくらいに水温が上昇する可能性もなくはありません。
ライトなしでも育つことは可能ですが、ライトがあったほうが病気になり辛いので万全です。
まとめ
ライトは亀にとって健康維持に欠かせないものです。
亀をライトなしで飼育できるのは屋外飼育だけです。
ただし、屋外飼育には外敵や脱走といったリスクがありますから、よほど大きい個体でない限り、そのようなリスクを抱えるよりはライトを買って室内飼育のほうが無難ではないでしょうか。
なお、屋外の亀は冬眠しますが、体力のない亀の場合、そのまま亡くなることもあるので、子亀や高齢亀の場合、冬期だけでも室内飼育に切り替えたほうがいいでしょう。
ライトは亀にとって、健康維持にとって重要な役目を果たすものなので、室内飼育では重要になります。