ある日、亀を見たら、目が腫れていたということはありませんか?
亀の目が腫れるのは何故なのかを解説します。
目次
亀の目が腫れるのは病気
亀の眼病でポピュラーなものに、ハーダー氏腺炎というものがあります。
これは目が腫れる、瞼が白くなるといった症状が特徴の病気で、ハーダー氏腺とは涙液を分泌する部位です。
原因はビタミンA不足、水槽の水の環境が悪いことにあり、細菌の感染が原因になって発生します。
放置しても目が腫れるなどの症状は治らないので、病院に連れて行っての治療が必要です。
病院での治療は眼球の洗浄、抗生剤入りの点眼薬、ビタミンAの内服薬が処方されることが多いです。
飼い主に出来ること
ハーダー氏腺炎の原因菌は亀の生活に身近なものですが、水槽の環境悪化などにより、その数が増えると亀に感染してしまいます。
そのため、水槽はこまめに水替えと清掃をしなければなりません。
飼い主の中には水槽の中にフィルターを何個も設置しているから大丈夫と安心している人もいますが、それは間違いです。
水槽の水は一見きれいに見えていても、菌など目に見えない物質が残っていることが少なくありません。
そのような環境下では亀は病気になりやすくなります。
フィルターは目に見える汚れを取るものと理解しましょう。
水槽が大きくても排水ポンプなどを使えば、少しは楽になります。
毎日の水替えがシンドイという場合は、全部の水を替えるのは週1回から2回にして、毎日の水替えは水槽の水半分だけにするといったように工夫をして下さい。
水槽の水半分だけの水を取り替える時は柄杓で水槽の水を攪拌し、水槽の底に沈んでいる汚れを浮かせ、柄杓で掬いバケツに入れます。
その水を捨て、バケツを使って新しい水を入れましょう。
まとめ
亀の目が腫れるのは眼病のハーダー氏腺炎かもしれません。
この病気の特徴は目が腫れる、瞼のあたりが白くなる、目が明かないといったものが主な症状です。
原因はビタミンA不足と水槽の水質が悪いことにあります。
放置しても治らないので、病院で治療をしましょう。
病院では眼球を洗浄し、抗生剤入りの点眼薬とビタミンAの内服薬を処方されることが多いです。
一方、水槽の環境も改善する必要があります。
水替えが唯一の水槽環境改善法なので、こまめに行いましょう。
フィルターは目に見えるごみを取り除くものと割り切り、目に見えない細菌などは水槽にたくさんあるのだと考えたほうが無難です。
大きな水槽だから困るという人もいるでしょうが排水ポンプを使い、水を出します。