飼い主が水槽に近づくと、亀が人間に寄ってくるようになったという話があります。
本来は人と仲良くしようとはしない亀が何故、人に寄ってくるのでしょうか。
亀が寄ってくるのは飼い主に慣れている証拠
爬虫類は一人の世界を大切にする孤独主義者と称する亀の飼い主もいます。
亀は爬虫類ですから、生まれた時から1匹だけで生きることを余儀なくされるので、孤独主義者と呼ばれるのも頷けるのですが、優しくしてもらった飼い主には慣れる特徴を持っています。
そのため、飼い主が亀を可愛がっていると愛情が伝わるのか、餌が欲しいとおねだりしてきた、飼い主を見ると一目散に寄ってくるという話は多いです。
ただし、この亀の情緒に関しては亀の個体差が大きいらしく、寄ってくることがないという人もいますし、亀が本能のまま行動しているようにしか感じられないこともあります。
寄ってきたとしても、単なる餌くれの催促だったということもあります。
慣れると懐くは違います。
犬や猫のように密度あるスキンシップができるほど懐くことはありません。
しかし、稀に、長く生きた巨大陸亀などは犬のようなコミュニケーションをとることができるといいます。
亀との接し方
亀をだっこして撫でるというのはやめたほうがいいです。
亀にとって、人間の体温が熱過ぎる可能性がありますから、過度に触らないことが大切になります。
指の腹で優しく撫でてあげるだけで十分です。
亀が気持ち良さそうにしていたら、続けてもいいですが、嫌がるようだったらやめましょう。
基本的に、やはり亀は孤独主義者なので、触られることが嫌いな個体も多いです。
なお、亀は表情筋がないので、表情を顔に出すことはできませんので、態度で表現します。
撫でていると、慣れるかもしれないと思わず、噛まれたりする前にやめるのが無難です。
まとめ
亀が寄ってくる理由は飼い主が好きもしくは餌のおねだりです。
基本的に、亀の情緒は薄く、人に犬や猫のように懐くことはありません。
どちらかというと、本能のまま行動する天真爛漫さが魅力であり、密度あるコミュニケーションができる動物ではありません。
しかし、飼い主に手厚く世話をされると、亀なりに飼い主に情が湧くのかかなり慣れます。
長年、飼い主とともにした巨大陸亀は、犬のように懐くとも言います。
亀と接する時は、指の腹で優しく撫でてあげます。
撫でられるのが嫌いな個体も多いので、その場合は撫でてはいけません。
それでも、なんとか亀に慣れてほしいという場合は、餌をあげる時に声をかけてあげるとよいでしょう。