水亀の飼育には陸場と水場の両方が必要です。
その陸場に安価なレンガを用いる方も少なくありませんが、レンガを陸場にするのは良くないという人もいます。
レンガを陸場にしてもいいのか、理想の亀の水場について解説をします。
亀の陸場にレンガをするのはおすすめしない。
陸場は亀にとって日光浴や甲羅干しをするために必要です。
日光浴では体内では合成できないビタミンDを作り、体温をあげることでしょうかを助けています。
一方の甲羅干しでは体についた藻類の繁殖を抑え、病気予防の役目があり、背中以外にお腹も乾かしているのです。
レンガは土が材料なので吸水する性質があり、亀のお腹側が乾かない可能性やお腹の部分がレンガと擦れることにより、傷つく場合もありますから、陸場の材質としてはオススメできません。
レンガを水場として活用するよりは陸場への足場として利用することをおススメです。
理想の亀の陸場は?
室内飼育の亀の場合、陸場に紫外線ライトとバスキングライトを設置し、ホットスポットを作ります。
バスキングライトは光と熱を特定の場所に照射し、その場所を温めるものです。
なお、紫外線ライトとバスキングライト両方を兼ね備えたライトもありますから、そちらでも構いません。
ホットスポットとは亀の日光浴と甲羅干しを行う場所で、体温を上げたりするために必要になります。
陸場に関しては吸盤でくっつけるタイプの市販品などもあります。
安価に済ませたいという場合はホームセンターや100円均一ショップで材料を買ってきて、自作することをおススメします。
小さな棚を購入し、その上に、人工芝を乗せる人も多いですが、亀によっては人工芝を噛みちぎったりして誤飲の原因になることがあります。
そのため、自作する場合は亀に合わせて試行錯誤が必要になります。
陸場が高い場合はレンガを置き、陸場への足場にしましょう。
まとめ
亀の陸場を安価なレンガにしている方は多いと思いますが、吸水性があるために、あまりいい素材とは言えません。
陸場では亀の病気予防のためにもお腹も甲羅も乾かしたいところですが、水を吸ったレンガではなかなかお腹が乾きません。
レンガの中には吸水性の低いものもあるようですが、亀のお腹が擦れて傷だらけになることもありますから、やはりオススメできません。
少々、値は張りますが、市販の浮島やシェルターを購入するのが無難です。
できるだけ、安価で済ませたい場合は、ホームセンターや100円ショップで、小さな棚などの材料を購入し、自作りましょう。
人工芝を使う人が多いですが、亀によっては人工芝を噛みちぎってしまい、危ないので、亀に合わせて試行錯誤する必要があります。