なかなか感情が分かりづらい亀ですが、それでも感情を表現しています。
リラックスしている時を始め、亀の感情表現とはどのようなものなのかを解説します。
亀がリラックスしている時の仕草
亀がリラックスしている時に多く見られるのは、あくびや体をダラッと伸ばす仕草です。
ただし、あくびに関しては注意が必要な場合もあります。
ずっと口を開いているようであれば、呼吸器の病気の可能性もあります。
このようなリラックスしている仕草を見たことがないという場合は、まだ飼い始めて間もないことも考えられますし、警戒心が強い個体で人間の前ではしないのかもしれません。
亀の飼育には陸場の他に、亀が身を隠せるシェルターと呼ばれる隠れ家が必要です。
そのシェルターの中でリラックスしていることも考えられます。
体をダラッと伸ばす仕草は日向ぼっこをしている時にも多くみられる仕草なので、陸場でこの動作を見たことがないという場合は一度、温度を測ってみて下さい。
個体差や種類などで差はありますが、陸場の温度が30℃から33℃の間くらいが亀にとっての適温です。
その他の亀の感情表現の仕草
オスの亀が手を震わせていたら、求愛行動である可能性が高いです。
ただし、この動作に相手の亀を噛む仕草も加わっていたら、威嚇の意味合いがあります。
メスが手を震わせていたら、餌が欲しいといった何かしらのアピールである可能性が高いです。
自分の甲羅に噛みつくのは緊張や不安といったネガティブな感情を持っている時が多いようです。
他の亀の甲羅に噛みつくのは繁殖期特有の行動になります。
加減を知らないらしく、他の亀の甲羅を壊すという大怪我をさせることがあるので、噛み始めたら隔離しましょう。
なお、繁殖期や生殖行動時に他の個体に噛みつくのは、多くの動物で見られるものなので、特に異常なものではありません。
まとめ
亀がリラックスしている時の仕草は主に2つあります。
あくびと体をダラッとさせるです。
あくびに関しては、ずっと口を開けているような場合は呼吸器の病気により、苦しんでいる可能性もありますから、いつもより口を開けている場合は注意しましょう。
体をダラッとさせる仕草については陸場で行うことが多いです。
飼い始めて間もない場合はやらない可能性もありますが、それなりの日数があるのに、一度も観たことがないという場合は、一度、陸場の温度を測ってみましょう。
陸場の温度は亀の種類や個体差によって異なりますが、30℃から33℃くらいになるのが目安です。
ただし、亀の種類によっては34℃から35℃が適温の場合もありますから、ご自身の亀の適温をお調べ下さい。