亀を外飼いしたいけれど、夏と冬では何か気をつけることはあるのでしょうか?
飼い主の目が届き辛い外飼いだからこそ、何に気をつければいいのかをお伝えします。
夏の外飼い
夏の外飼いでは亀が暑さを凌げる日陰を用意しましょう。
水が日光に当たると、熱くなってしまうので、亀が熱中症になる可能性があります。
しっかりと水温に気を使いましょう。
また、夏は亀もよく動くことができる季節ですし、他の動物も活発です。
亀が脱走しないようにしっかりと対策をしましょう。
亀によっては地面を掘って逃げることもあります。
他の動物にとっては亀は良い獲物なので、おもちゃ代わりに狩られることがあるので、きちんと対策しましょう。
なお、他の家の飼い猫などに襲われた時、その飼い主に怒る人がいますが、猫の狩猟欲は本能によるものなので、飼い主ではコントロールできません。
猫の飼い主も猫を外に出さないように管理するのが筋というものですが、亀の飼い主のほうも襲われて困るものを外に置いているのですから、どっちもどっちです。
それに、猫はどう飼っていても逃げることがあるので、猫の飼い主が百パーセント猫の行動をコントロールすることはできません。
動物の行動のコントロールなら、亀のほうが百倍しやすいのです。
他にも、世の中には動物を盗んでいく人もいます。
襲われたり盗まれて困るのなら、外飼いではなく室内に入れておきましょう。
冬の外飼い
冬の外飼いでは冬眠をしなければなりませんが、体力がない亀や幼体では耐えることができません。
冬眠にはリスクがあるので、冬期だけは室内で過ごさせるのがおすすめですが、それが無理と言う場合は食欲が落ちてきた秋頃に、餌を一切与えず、胃腸内を空っぽにします。
うまく空っぽにできなかった場合、冬眠中に胃腸内で腐敗し、亀が亡くなってしまうので気をつけましょう。
眠ったのを見計らって、水槽の中に大量の水を入れ、春まで待ちましょう。
水槽の表面が凍っても問題ありませんが、水槽の中まで凍ってしまった場合、亀も凍ってしまうので、亡くなってしまいます。
春になって、見に行ったら亀がいなくなっていたということも少なくありません。
冬は食べ物が少なくなるので、野生の動物が普段は目をつけない亀に目をつけることもありますし、目覚めた亀が餌を求めて、どこかに行った可能性があります。
まとめ
亀の外飼いでは夏は暑くなるので、日陰を作ってあげましょう。
水が暑くなり過ぎると、熱中症になってしまいます。
外飼いでは温度調整が容易な室内とは違うので、日光に当たりっぱなしにならないようにしましょう。
冬の外飼いでは冬眠させることになります。
亀が冬眠する時は食欲が落ちてきた秋に、一切の餌を与えず、胃腸内を空っぽにし、眠ったのを確認し、水槽にいっぱいの水を入れて春まで待ちます。
寝ているだけとはいえ、時々は様子を見てあげましょう。