亀には水で暮らす水棲や陸で暮らす陸棲、水と陸の半々で暮らす半水棲の3つに分かれます。
水で暮らす種類もいることから両生類と爬虫類のどちらに分類されているのかいまいち分かりませんが、両生類と爬虫類のどちらなのでしょうか。
目次
亀は爬虫類
すべての亀は爬虫類です。
爬虫類の爬は地を這うものという意味があり、亀の他にワニ、トカゲ、ヘビ、ムカシトカゲが含まれます。
約3億年前に両生類から進化を遂げ、現在は南極以外の地球に幅広く生息をしています。
体の表面は鱗が変形した表皮で覆われているのが特徴で、南極以外ならクラス場所を選ばないという生命力の強さから、現在では先祖の両生類以上に繁栄をしています。
亀は鱗と骨が一体化し、甲となっています。
亀は爬虫類が誕生した初期から存在していたようですが、当時の初代亀たちは絶滅しています。
しかし、見た目は現代の亀とさほど変わりありません。
ただし、手足の出し入れは現代の多くの亀と違い、できなかったようです。
甲羅や前面の甲は骨であり、肋骨などの骨で四肢を覆うという、他の生物と比べてもかなり特殊な進化を遂げています。
両生類とは?
3億年前に繁栄していましたが、現在ではサンショウウオが所属する有尻目、蛙が所属する無尻目、アシナシイモリ類の無足目の3群しかありません。
当時の両生類の中には鱗を持ったものなどがいて、それなりにバリエーションが豊富だったようです。
水がなくても生活できる爬虫類の仲間と比べて、両生類は水辺が必要なことと乾燥に弱いことがネックとなっているのでしょう。
爬虫類の違いとしては鱗を持っておらず、分泌腺が豊富なので、皮膚の表面がヌメヌメしています。
植物を食べる種はおらず、塩分への耐性が低いため、海で暮らす種はおらず、多くが淡水域で生活しています。
現在は感染症などにより100年以内に全ての両生類が絶滅するかもしれないといわれているので、生きているものを見る機会は減少していくかもしれません。
まとめ
亀は両生類と爬虫類のどちらかですが、爬虫類です。
両生類は爬虫類の先祖なため、類似点も多いのが特徴ですが、現在では南極以外ならどこでも暮らせるという生命力の逞しさを持つ爬虫類のほうが地球で繁栄しています。
亀は爬虫類グループの中でも骨を甲羅や腹甲にして四肢を覆うというトリッキーな進化を遂げた個性派の生き物です。
一方の両生類は生活環境に淡水が必須、乾燥に弱い、植物は食べないなどがネックとなっているのか現在も衰退の一途を辿っており、感染症などによって100年以内に絶滅するのではとすら言われています。