陸亀を飼ってみたいけれど、飼育方法が分からないと困ってはいませんか?
種類によって多少飼育方法に違いはありますが、陸亀の飼育方法について解説します。
陸亀の飼育で用意するもの
まず、亀によっては成人男性でも持て余すくらいに巨大化するものもありますから、自分が購入したい陸亀が成長した時どれくらい成長するかなどをしっかりと調べて下さい。
ケージ、バスキングライト、紫外線ライト、床材、爬虫類サーモ、水受け皿、保温球を準備します。
ケージの大きさは亀が大人になった時のサイズを想定して購入して下さい。
陸亀が巨大化する場合は、成長した頃に専用の室内を用意してあげましょう。
ケージの大きさの目安は、ケージの長さと奥行きを足した数字が、成体時の予想甲長の長さ×10の数字より大きいことです。
爬虫類サーモを使って、ケージの中を適温に保ち、ケージの中の温度は28℃~32℃を維持するようにしましょう。
バスキングライトはケージの中の一点を温めます。
紫外線ライトは紫外線を照射するものです。
この2つのライトを使って、ホットスポットと呼ばれる日光浴場を作ります。
このホットスポットでは大体の温度は35℃から37℃ほどになり、亀の健康維持に必要な場所となるので、飼育する時は必ず作りましょう。
夜間にはスイッチを切りますが、タイマーでコントロールすることができます。
脱走する個体も多いので、重そうな甲羅を背負っているから大丈夫と油断は禁物ですから、屋外飼育の方はしっかりと対策をしましょう。
陸亀の飼育における食事
陸亀の多くは植物を食べます。
陸亀用のフードもあるのですが、こればっかりを食べさせていると甲羅の発育がよくありません。
そのため、小松菜やレタス、たんぽぽ、ニンジンなど色々な野菜や野草を与えましょう。
なお、亀によっては多少の肉を食べる種もいるので、ご自身の亀が何を食べるのかしっかり確認して下さい。
まとめ
陸亀の飼育方法は水に暮らす亀とは多少異なりますが、用意するものはほとんど同じになります。
泳げる水があるかないかの違いといってもいいでしょう。
飼育の注意点としては、亀の中には外国から輸入され、弱っている状態のものが紛れ込んでいる場合があり、その場合は育たないことも少なくありません。
そのため、購入したら動物病院で検疫をして、寄生虫駆除などをしてもらうのもいいでしょう。
食べ物に関しては専用のフードもありますが、野菜を積極的に食べさせたほうが甲羅の成長などがおかしくならずオススメです。
陸亀の中には穴を掘ったり、よじ登ったりと想像以上に高い身体能力を発揮するため、屋外飼育では脱走しないようにしましょう。
冬眠させて、春になって床材を掘ってみたらいなかったということもあります。