普段は水の中にいるのに、亀が陸で寝るようになって心配ということはありませんか?
健康な亀が行うこともあるのですが、実は亀が陸で寝るのは要注意な行動です。
亀が陸で寝るのは体調不良かも
健康な亀でも陸で眠るようになることがあります。
これは陸場が安全と認識し、自分で寝る場所を選んだ結果なので問題はありません。
問題なのは体調不良でも亀は陸で寝るようになることです。
陸で寝るようになった時には病気でかなり衰弱している可能性が高いです。
亀に限らず小動物は外敵に狙われやすいため、弱みを見せないようにするのが普通で、ちょっとの異常は飼い主には見せません。
亀が人目を気にする余裕がないくらい弱い自分を見せるということはそれだけ危機的状況なのですが、飼い主の多くが様子見を選択してしまいます。
そのため、手遅れになることは珍しくありません。
亀の異常を見つけたら、すぐ病院に連れていきましょう。
ただし、体調不良だけが亀が陸で寝る理由ではありません。
亀が陸で寝るのは水槽の環境が悪いからかも
水槽の環境が悪いと、亀は緊急避難的に陸場に逃げ込みます。
水槽の温度は大丈夫でしょうか。
亀の水槽は水温も気温も24℃から29℃の間が理想とされています。
季節によって水温は変動するので、しっかりと確認しましょう。
暑い季節だと、直射日光が水に当たり、水温が急上昇することがありますから、半日陰のような直射日光が当たらない場所に置いてあげるのがいいです。
水槽の水はきれいでしょうか?
フィルターで浄化しているから大丈夫と思っても、硝酸やバクテリアが繁殖したりして、亀にとってはなんとなく居心地が悪いのかもしれません。
水槽の水を全部替えるのは大変という人は、水槽の水を半分だけ柄杓ですくい、新しい水を足してあげるだけでもいいでしょう。
まとめ
亀が陸で寝る理由として考えられるのは3つです。
・陸が安全と思い、陸で寝始めた。
・体調不良で重体状態。
・水槽の環境が悪いので、陸に避難している。
好きで陸に寝ているのなら大きな問題はありません。
体調不良で陸で寝る時は、亀が本当に辛い状態です。
食欲がなかったら、体調不良と判断していいでしょう。
様子見を選択してしまう飼い主もいますが、放っておいても回復することはないうえに、手遅れになってしまうことも少なくありません。
小動物は悪化したら急変もしやすいため、できるだけ早く病院に連れていきましょう。
水槽の環境については、まずは水温を見直して下さい。
適温は24℃から29℃であることが多いです。
長らく水替えをしていない場合は水替えもしてみましょう。