ペットの亀の寿命は冬眠と関係があるのでしょうか?
末永くペットの亀に生きてもらうためには、冬眠をさせるべきなのかどうかをお知らせします。
冬眠と寿命の関係は不明
ペットの亀の冬眠と寿命について調べた統計はないので、冬眠と寿命の関係については不明です。
冬眠とは何かというと、厳しい環境を生き延びる度に代謝を極限まで落として、冬越しをすることになります。
代謝をしなければ、自分の体の時間が遅くなるようなものなので、老いるスピードも遅いということもしようと思えばできます。
そのため、少しでも長く過ごさせたいのなら、冬眠をさせたほうがいいという結論になりますが、亀の生涯において冬眠させた場合と冬眠をさせなかった場合の寿命の差が分からないので、誤差の範囲内で済む可能性もあります。
冬眠にはリスクあり
飼い主の中には亀の冬眠こそが自然なリズムなのではないかと思っている人もいるようですが、極論を述べると、亀は寒くなってきたから体が動かなくなっただけに過ぎません。
つまり、年がら年中、温暖な環境であれば冬眠をせずに元気に過ごすのです。
亀は変温動物なので、体温や消化といった体の一部の機能を環境に完全に依存している動物で、寒い秋になると代謝と消化機能が落ちるために食欲がなくなり、胃腸内が空っぽになったところで冬眠となります。
冬眠にはリスクがあり、半冬眠状態だと亀は起きているのに餌は食べない状態になり、衰弱するのです。
冬眠しても、胃腸内に食べ物や排せつ物が残っていると胃腸内で腐敗し、亀も亡くなってしまいます。
幼体や体が弱った亀が冬眠すると冬を越せません。
また、春に亀が目覚めた頃に様子を見に行ったら、亀が消えていたということもあります。
亀が冬眠を行うことは普通ではありますが、リスクもあるので、寿命以前の問題が発生する可能性があるので注意しましょう。
まとめ
ペットの亀の寿命は冬眠と関係があるのかどうかは全くの不明で、知るためにはたくさん冬眠した亀と冬眠していない亀の生涯を比べなければいけません。
ただ、冬眠は代謝を落として、自分の時間をゆっくりしているようなものなので、その間は老けるスピードも遅くはなります。
少しでも長く生きてほしいのなら、試してみるのもいいかもしれませんが、亀の冬眠はリスクがあるので、飼育下で無理して行う必要がありません。
冬眠に失敗したら、寿命など言っていられなくなります。
亀はペットなのですから、室内で飼い主に可愛がられながら冬を過ごしたほうが幸せなのではないでしょうか。