ある日、メスの亀しか飼っていないのに、卵のようなものがあったということはありませんか?
亀のメスは求愛されていなくても卵を産むことがあるのでしょうか。
亀のメスは求愛されてなくても、卵を産む
鶏を始め鳥類や爬虫類の多くが求愛や交尾を経ずとも、卵を産むことがあります。
生むのは無精卵なので、幼体が孵化することはありません。
定期的に生まないと、卵が詰まり、亡くなることがあります。
自然のリズムなので、生んでも問題はありませんから、安心しましょう。
なお、種類の違う亀のオスとメスを一緒に飼って、メスが卵を産むこともあります。
こちらは有精卵の可能性もあれば無精卵の可能性もあります。
その場合は、飼っている亀の属を確認しましょう。
たとえば、ニホンイシガメとクサガメは属が同じなので、この2種類では子を持つことが可能で、生まれた幼体はウンキュウと言われます。
属が違えば、基本的には子は生まれないことになっています。
亀の卵は食べることが出来る
基本的に亀の卵は食べることが出来ます。
味は鶏卵に近く、カロリーはやや鶏卵よりは低いそうです。
食べることをすすめるわけではありませんので、雑学として捉えて下さい。
亀を始め、爬虫類の卵や爬虫類そのものを食べる国は少なくありません。
たとえば、メキシコでは海亀の卵が食料品として販売されていますし、日本の小笠原諸島では食用の亀漁が許可されています。
メキシコや日本以外にもコスタリカなどでも食べますし、地域によっては海亀以外の肉が手に入らないという事情から、海亀漁をしているようです。
海亀は貴重な生き物ではありますが、現代も人々の暮らしを支えている食材でもあります。
まとめ
亀のメスは求愛されていなくても卵を産むことは普通です。
逆に、定期的に生まないと卵詰まりで命の危機を迎えます。
求愛され、交尾をした場合でも属が違うと無精卵を生みますから、温めようが何をしようが幼体は生まれません。
卵は食べることが出来、多くの国で亀の卵は食べられています。
日本の一部でも亀を食べる場所がありますし、世界規模では珍しくはないようです。
メキシコやコスタリカ、インドネシアバリ島など多くの国で亀及び卵を食べています。
茹でたり焼いたり、生で食べるなど食べ方のバリエーションは豊富です。
味は鶏卵に似て、カロリーは低いと言います。
食べることをすすめるわけではありませんが、ペットの亀が卵を産んだら、勇気がある方は食べてみるといいでしょう。